さまざまな業界で注目される次世代照明LED
夜間、イカ釣り漁業などに使われている照明は、エネルギーの消費量が非常に多く、寿命が短い、瞬時点灯ができないなど多くの問題を抱えていました。
そこで注目されたのがLEDでしたが、LEDは熱に弱く、小型で大光量を必要とする漁業分野の照明には向いていませんでした。
白熱灯に対して20分の1以上の省エネに成功
この問題を解決するべく、鹿児島大学の水田敬助教は、北九州産業学術推進機構と共同で、高輝度・小型のLED水中照明を開発。同じ集魚効果を持つ白熱灯に対して20分の1以上の省エネ効果のあるLED水中照明の開発に成功しました。
この開発により、高輝度・小型のLED水中照明を使った漁業ではライトを点灯させるために必要な燃料を削減できるのはもちろん、数時間の漁業ならバッテリーのみでの点灯も可能でエンジンへの負荷を低減。エンジンの故障リスクも低く、漁業分野にとって大幅な省エネが期待できます。
編集部 つつみ さえこ
「高輝度・小型LED水中照明を開発」独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100174.html