地熱資源の可能性について調べる実証試験を開始!
九州電力株式会社(以下、九電)と川崎重工業株式会社(以下、川崎重工)が先月26日より、小規模地熱バイナリー発電の実証試験を開始した。
実証試験は2年後の2014年まで行われる予定で、地熱バイナリー発電の設備性能や経済性、腐食対策などについて細かくチェックし、地熱資源の可能性について検証する。
地熱バイナリー発電とは?
地熱バイナリー発電とは、「2つの」という意味の“「バイナリー」サイクル”を活かした発電方式で従来、地熱発電で使われていなかった低温の蒸気や熱水を有効活用する方式だ。
今回の実証試験には、川崎重工が工場の排熱等の有効活用を目的に開発したグリーンバイナリータービンが使われており、この実証試験が成功すれば今後、地熱資源を持つ離島などへの導入が期待される。
編集部 つつみ さえこ
「小規模地熱バイナリー発電設備実証試験の開始について」九州電力株式会社
http://www.kyuden.co.jp/press_h130228-1.html