住友ゴム工業が「100%石油外天然資源タイヤ」を発売
エコカー全盛の中、ダンロップの住友ゴム工業(兵庫県・神戸市)が財布にも、自然にも優しい「100%石油外天然資源タイヤ」を2013年に発売する。一般的な乗用車用タイヤは原材料の60%を石油に由来しており、石油に依存しない原材料でタイヤを作ることは地球環境にとっても重要な事だといえる。
2013年に発売へ
住友ゴム工業は2001年から「石油外天然資源タイヤ」の開発に着手しており、2006年に石油外天然資源の使用比率を70%の「エナセーブ ES801」を、2008年は97%にまで高めた「エナセーブ 97」を発売している。
あと、3%部分の「老化防止剤」と「加硫促進剤」を原材料化合物をバイオマス資源から特殊触媒により合成する技術を開発、石油外天然資源化を実現した。
「100%石油外天然資源タイヤ」のプロトタイプタイヤを2011年12月に東京モーターショーで発表しており、2013年中の発売を目標にしている。また、2015年には従来のタイヤ転がりの抵抗を半減した「50%転がり抵抗低減タイヤ」の発売も予定しているという。
低燃費タイヤ市場はダンロップが3年連続で販売数トップをキープ、ブリヂストン(エコピア・シリーズ)が後を追い、3位はヨコハマタイヤ(ブルーアース)。
住友ゴム工業株式会社
http://www.srigroup.co.jp