木材を使った新たなバイオマス発電事業
津軽地方の森林からでる間伐材や、りんご栽培からでる剪定枝などを有効活用した木質バイオマス発電事業に取り組む「株式会社津軽バイオマスエナジー」が来月1日から、青森県平川市に設立する見通しが明らかになった。
本事業は、発電に必要な木材の切り出しを「津軽新エネルギー事業研究会」会員が行い、それを「津軽バイオチップ株式会社(仮称)」が原料となる木材チップに加工。「津軽バイオマスエナジー」はそれを使って発電・売買する流れになっている。
約1万4000世帯に相当する発電量を見込む
本事業で見込まれる年間発電量は6250キロワットで、一般家庭なら約1万4000世帯の年間消費量に相当する試算となっている。さらにCO2の削減効果は年間1.7万トンと地球温暖化防止にも貢献できる。
発電の開始時期は2015年度を予定しており、 2年後の年間売上は13億円の見込みで、雇用の創出や地域の活性化やエネルギーの補完など、地域の波及効果も期待される。
編集部 つつみ さえこ
「バイオマス発電事業参入に関するお知らせ」株式会社タケエイ※PDF
http://ir.takeei.co.jp/html/pdf/prs20130313a.pdf