省エネ型のホンダ寄居工場を公開
4月16日、ホンダが今年7月に稼働する予定の環境に配慮しながらも高効率生産を兼ね備えた埼玉製作所寄居工場を公開した。
トリプルゼロが目標
自前再生可能エネルギー技術、エネルギーマネジメント技術、リデュース・リユース・リサイクルの3RでCO2排出量「ゼロ」、エネルギーリスク「ゼロ」、廃棄物「ゼロ」の「トリプルゼロ」の考えを基に環境負荷ゼロ社会を目指す。
敷地内に出力2.6メガワットの太陽光発電装置を設置、廃熱を暖房に活用するなどした。
ホンダにとって3拠点目の国内完成四輪車工場(小型車「フリード」や新型フィットなどを生産)の寄居工場は、年間25万台の生産能力を持ち、最も環境負荷の小さい製品を最も環境負荷の小さい工場で作りだす事を目指している。
緑化への取り組み
広大な敷地面積を持つ寄居工場の30%(約28万㎡)の緑地に生物生息空間のビオトープ(約1.6万㎡)を設置した。ビオトープには希少種でもあるトウキョウサンショウウオ、ホトケドジョウなどを保全し、子供たちの自然環境学習施設として提供予定 だ。
ホンダは寄居工場の技術を世界のホンダの工場にも水平展開していくという。
ホンダ ニュースリリース
http://www.honda.co.jp/news/2013/c130416.html