持続可能な低炭素社会の実現に向けた東レの新展開
東レ株式会社(以下、「東レ」)が15日、バイオマス由来の ポリマー素材・製品に関する統合ブランド “ecodear(R) (以下、「エコディア」)”の世界的展開をスタートすると発表しました。
「エコディア」は、
「全ての事業戦略の軸足を地球環境におき、持続可能な低炭素社会の実現に向けて貢献していく」
といった東レの経営方針のもと、研究・開発、事業拡大が推進されていた植物生まれの素材を使った製品で、地球温暖化防止に貢献できるのはもちろん、高い省エネ効果や弱酸性で人にもやさしい製品として注目を浴びそうです。
環境に、人に、やさしい素材“ポリ乳酸”
とくに「エコディア」に使われている素材・ポリ乳酸(PLA)は、再生可能なバイオマス資源を原料としおり、ナイロン6に比べて約97%、ポリエステルなら約91%のCO2排出抑制効果があり、地球温暖化防止に大きく貢献できます。
さらに、PLAはつくる際のエネルギー使用量は、従来のプラスチックに比べて約60%~80%少なく、省エネ効果が高く、使った後もCO2と水に変わるバイオマスサイクルで環境にやさしく安全です。
またPLAは、素肌と同じ弱酸性で使う人を外的刺激や乾燥から肌を守ってくれる安心素材です。
編集部 つつみ さえこ
「バイオマス由来ポリマー素材・製品の統合ブランド “ecodear(R)”の展開について」東レ株式会社
http://www.toray.co.jp/news/eco/nr130415.html