新日本空調の「小水力発電設備」で発電
新日本空調株式会社が、帝国ホテル東京に「小水力発電設備」を納入、先月25日より試験運用の発電を開始した。
地球温暖化防止対策・コスト削減に期待
今回、帝国ホテル東京に納入された「小水力発電設備」は、同ホテルの蓄熱式空調システムの未利用エネルギー「落水」を使って発電するシステムで、地下4階の開放蓄熱槽と地上5階に設置されている空調機の高低差、約35メートルから空調用冷水が「落水」する際の圧力を利用して発電する仕組みになっている。
また本設備は、365日24時間稼働できる空調設備として、年間を通して安定した電力供給が行える。
発電量は年間約1万5000キロワットの見込みで、これを電気料金に換算すると年間約24万円に相当。さらに、年間のCO2排出量は約5.6トン削減できる見込みで、コスト削減はもちろん、地球温暖化防止対策としても貢献できる。
編集部 つつみ さえこ
「帝国ホテル東京に小水力発電設備を納入」新日本空調株式会社
http://www.snk.co.jp/event/130326.html帝国ホテル東京
http://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo