南海電車が今年中に16両の省エネ車両を導入
南海電気鉄道(本社・大阪市浪速区)が22億円を投資して、2013年度中に省エネルギー車両・8000系を16両導入すると日刊工業新聞が報じています。
南海電車は、関西電力の電力料金引き上げ(大口向けは4月1日より)など動力費の増加を受け省エネ車両の8000系・16両に22億円投資する。
20008年に初めて8000系を導入、既存車両よりも動力費を4割削減出来るという。80000系はVVVFインバーター制御や軽量ステンレス車体を採用し、消費電力を抑制する。2012年度は8両導入したが2013年度は16両に増やした。
南海電鉄の省エネ
南海電鉄は車両以外にも、低炭素社会作りへの取り組みなどの環境保全や省エネに努力をしている。
駅内での具体的な取り組みは、ホームの上に降った雨水を貯水し、トイレの洗浄を行う雨水利用システムの導入。自動充電機能付き節水型自動水栓の活用で年間約780㎥の節水を見込む。
センサーで人の手を感知、自動で水を出し止めする水栓器具をトイレに設置し、年間約290㎥の節水を見込んでいる。
女性用トイレと男性用大便器に通常の半分以下の水量で洗浄できる節水型トイレを設置し、1回の使用につき約4ℓを節水。
男性用と小児用の小便器に洗浄水を使用しない無水小便器を設置し、1回の使用につき約2ℓの節水。
コンコースに通常の蛍光灯と比べて高効率で消費電力を抑えるHf蛍光灯を設置し、年間約6万kWhの節電を見込んでいる。
南海電鉄
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