住宅でエコをアピールする「パッシブ」
日本で、次世代住宅として省エネの「スマートハウス」が人気だが、今度は設計や構造で断熱や気密性、自然の風や光の取り入れを重視した省エネ「パッシブ(Passive)」の概念が改めて注目されていると日本経済新聞が報じている。
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パッシブ(Passive)
パッシブとは受け身という意味で「スマートハウス」の太陽光発電パネル、家庭用エネルギー管理システム等とは異なり、窓の配置に高低差を付けた設計をする事で、暖まって上に昇る空気を外に逃がし、地表近くの涼しい空気を取り込むというような手法だ。
また、南側に深いひさしを設ける事で高い位置からの夏の日差しをシャットアウトし、低い確度からの冬の日差しを室内に取り入れる。
パッシブハウス
パッシブハウスとは、1991年にドイツのパッシブハウス研究所が確立した省エネ住宅スタンダード。西ヨーロッパで普及が進み、省エネ性・断熱性・気密性は世界トップレベル。
日本でもパッシブをコンセプトに住宅メーカーのNCNやYKKAPが
2012年のイベントで通風や日よけを重視したデザインの住宅を出展、今年は「パッシブハウス」という名で自然の力を取り入れた住宅をアピールする。
住宅業界では「パッシブ」が住宅のエコをアピールする言葉として浸透していくという。
NCN
http://www.ncn-se.co.jp/日本経済新聞
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