天然ガスに変わる再生可能エネルギー「Audi e-gas」
アウディ ジャパン株式会社が、天然ガスに変わる再生可能エネルギー「Audi e-gas(化学合成メタンガス)※以下、e-gas」を開発、その精製工場をドイツ・ヴェルルテに設置し、稼働を開始した。
その生産工程はまず、グリーン電力を水と化学反応させ酸素と水素に分離し、ここで得られた水素の一部をCO2と化合させて「e-gas」を精製する。
地球環境に優しい燃料生産で、CO2排出量を大幅削減!
また精製工場で生産される「e-gas」は年間およそ1000トンに対して、CO2は約2800トン使用され、その量は、22万4000本のブナの木が1年間かけて吸収する量に相当する。
さらに、生産工程で排出されるのは“水”と“酸素”だけと、環境に優しい燃料生産が大幅なCO2削減効果を生み出す見込みだ。
また、ここで生産された「e-gas」は、化石燃料である天然ガスと成分が変わらないことから、早くも今秋からドイツ国内のCNGガスステーションで供給が始まる予定となっている。
編集部 つつみ さえこ
「世界初:Audi、power-to-gas精製設備が本格稼働」アウディ ジャパン株式会社
http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/company/news.detail