生ごみをフル活用!クリーンなエネルギー
長岡市の「生ごみバイオガス発電センター」が1日から、本格稼働を開始した。
生ごみバイオガス発電とは、微生物の働きで生ごみを発酵・分解し、その際にでるガスを利用したクリーンなエネルギーで、「生ごみバイオガス発電センター」ではさらに、発酵後に残った発酵残さ(残りかす)も民間のバイオマス発電所などの燃料として生ごみを100%活用する手法をとっている。
年間2000トンの二酸化炭素削減
この生ごみバイオガス化事業の効果で長岡市は、試運転を開始した4月から5月末までの2ヶ月間で、家庭系の燃やすごみの量が前年同月比で約4割も減少した。この効果により、二酸化炭素は、一般家庭の約420世帯にあたる年間2000トン削減できる見込みだ。
さらに、バイオガス発電で年間410万キロワットの電力量を供給できる見込みで、一般家庭1000世帯分にあたる年間4800万円の節約が期待できる。
長岡市は今後、低炭素化社会の構築、再生可能エネルギーの利用促進につながる「生ごみバイオガス発電センター」を最先端施設として、子どもたちの見学を受け入れる。
編集部 つつみ さえこ
「生ごみバイオガス発電センター「竣工式」」長岡市
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/biogas20130701.html