ソーラー・インパルスの飛行機が初めて全米横断に成功
太陽光だけがエネルギーのソーラー・インパルスが飛行機として全米横断に初めて成功した。
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ソーラー・インパルスとは?
世界初の気球で無着陸地球一周を成功させたベルトラン・ピカールが主催。スイス連邦工科大学ローザンヌ校での有人ソーラープレーンプロジェクト。太陽エネルギーの有人固定翼機で世界一周することが目標。
ニューヨークに到着
ソーラー・インパルスは東海岸のサンフランシスコを5月3日に出発、約2ヶ月間を経て7月6日に最終目標のニューヨーク(ジョン・F・ケネディ国際空港)に到着した。
本来は自由の女神の周囲を飛行してから空港に到着予定だったが前夜にトラブル(翼に裂け目を発見)が起きたため、予定を1日早めて飛行を終えた。
12,000個の太陽電池
時速72.42kmで飛行し、翼には約12,000個の太陽電池が埋め込まれ、ここで作られた電力で4つのプロペラを回す仕組み。重量8,000ポンド(約363kg)のバッテリーを機体に搭載し、夜間の飛行時はバッテリーに充電している電力を使用する。
今回の成功を受け、重要なノウハウを積んだソーラー・インパルスは2015年の世界一周計画を本格的に目指すという。
ナショナルジオグラフィック ニュース
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