ホンダが省エネ新工場で生産スタート
7月9日、ホンダが埼玉製作所寄居工場(埼玉県大里郡寄居町)での生産を開始した。寄居工場はホンダにとって国内3か所目の自動車工場となり、国内で組み立て工場を新設するのは23年ぶりになる。
寄居工場のコンセプト
寄居工場は、人と環境に配慮した「最も環境負荷の小さい製品を最も環境負荷の小さい工場で作り出す」事をコンセプトとした。
太陽光発電施設を設置、工場で使う電力の約3割を自家発電で賄う高い省エネ性能が特徴で世界トップクラスの省エネルギーを実現した工場だ。
また、塗装工程にショートプロセス高機能塗装技術を採用し、先進的で高効率な生産ラインとなっている。
四輪完成車工場
寄居工場の建設計画は2006年に発表、当時は高級車などを生産する予定だったがリーマン・ショック後の新車販売が低迷し、稼働開始の時期を2度延期したという。今回の生産開始で世界のマザー工場として、世界の四輪車生産をリードする役割を担って行く。
これからの予定はミニバン「フリード」や、今年の9月に発売予定の新型「フィット」の生産を行う。生産能力は年間25万台で従業員は約2,000人、敷地面積は緑地28万m2を含み約95万㎡。
ホンダ ニュースリリース
http://www.honda.co.jp/news/2013/c130709.html