旧京浜製油所扇町工場跡地に火力発電所を建設予定
昭和シェル石油株式会社が7日、旧京浜製油所扇町工場跡地に木質ペレットやパームヤシ殻などの木質バイオマスを使った火力発電所(以下、木質バイオマス発電所)を建設すると発表した。
さらに同社は、木質バイオマス発電所について、2015年12月の稼働を目指し、来年5月より着工する計画などを明らかにした。
(画像はプレスリリースより)
一般家庭約8万3000世帯の年間消費量に相当
今回建設が決定した木質バイオマス発電所の発電出力は、4万9000キロワットで、稼働すれば一般家庭約8万3000世帯の年間消費量に相当する大規模なものとなる。
石油・太陽電池事業に続く第三の柱として始動
また、木質バイオマス発電所の建設に関して同社は、“石油”“太陽電池”に続く電力事業の第三の柱へと発展させる成長戦略の一つとして捉えており、今後は、天然ガスを利用した火力発電所「扇島パワーステーション」の3号機の増設や、太陽光発電事業の拡大と電力事業の基盤を強化していく意向を示した。
編集部 つつみ さえこ
「バイオマス発電所の建設決定について」昭和シェル石油株式会社
http://www.showa-shell.co.jp/press_release/pr2013/0807.html