神戸製鋼、世界最高効率の産業用冷凍機を販売開始
鉄鋼メーカーの神戸製鋼(兵庫県・神戸市)が食品の凍結や冷凍保存をする産業用冷凍機の新機種「IZN440TUA」を開発、8月から販売開始した。「IZN440TUA」は世界最高の冷凍効率と世界最大の冷凍能力を持ち、アジア中心の海外向けとして2015年度は200台以上の販売を目指している。
画像は神戸製鋼プレリリースより。
増加する世界の水産物貿易量
世界的な人口増加で食料消費が増加、それに伴い食糧貿易量は増大している。水産物貿易量は2000年は約2000万トンだったが2020年は約3300万トンになると推定されている。
アジア地域での水産物貿易量は大きな割合を占め、生産・輸出国では、使用する冷凍機に対し、大きな能力を持ち、省エネ効果の高い機種が求められていた。
新機種「IZN440TUA」
「IZN440TUA」は従来機よりモーターのサイズを大きくするなどし、2倍の冷凍能力を持つ超省エネ・超低温型製品。マイナス35~40度の冷気を可能にするため、空気から熱を奪って冷たい空気に変換する冷媒を2段階に圧縮する「二段圧縮型」と、使用負荷に合わせ回転速度を変える「インバータ式」の採用で高い冷凍効率と大きな冷凍能力を可能にした。
神戸製鋼 プレリリース
http://www.kobelco.co.jp