大型レジャー施設で初の設置
豊田通商株式会社は米国のビッグアスソリューション製の省エネ超大型シーリングファン3機を「スパリゾートハワイアンズ」に寄贈した。同時に施設の協力で省エネ・空調効果の共同実証実験を行う。
(画像はプレスリリースより)
寄贈と共同実証実験に至った背景には、豊田通商側のビッグアスファンの販路を開拓するニーズとハワイアンズ側の空調コスト削減と快適性向上という課題が合致したことがある。日本の大型レジャー施設にビッグアスファンが設置されるのは初めてのこと。
ビッグアスファンとは
流体力学を応用したHVLS(大風量低速)ファンを用いたもの。1.8~7.3メートルの巨大な羽根を少ない電力で低速回転すると、大風量の気流を広域空間全体に生み出せる。回転数は多段階で調整が可能。省エネ効果とデザイン性に優れ、季節・ニーズにあわせた幅広い使い方ができる。
ウォーターパークの場合、冬季は回転速度を下げて、天井付近にたまった暖房熱を効率的に居住空間へ下ろし館内を温かくする。夏季は回転速度を上げて、発生した気流で体感温度を下げる。
これまでの試運転と実証実験の結果、暖房使用期間(10月~5月)に月間約100~150万円の省エネ効果があった。今後の実証実験で夏季のデータを蓄積していく。
豊田通商株式会社プレスリリース
http://www.toyota-tsusho.com/