建築材CLT
「第9回ロハスデザイン大賞2014新宿御苑展」でCLTを活用した木造エコハウスの「Fun to Shareハウス」が展示される。
(画像はプレスリリースより)
木質材料CLTはひき板の層を接着した大判の木製パネルで、今回のエコハウスには国産スギが使用されている。省エネ効果のある高い断熱性、耐震性、耐火性、遮音性などのメリットから、CLTへの注目度は高い。
ヨーロッパでは普及しているが国内での使用例はほとんどないため、今回の展示はCLTの特性や建物としての魅力を体験する貴重な機会となる。
今後、設計法などが整備されれば、製造時のCO2削減効果や軽さにも優れたCLTは、コンクリートに替わる有力な建築材と考えられる。また、スギ材の需要拡大につながる点も期待できる。
CLT展示棟「Fun to Shareハウス」
「Fun to Shareハウス」は提案型エコハウスとして一般社団法人ロハスクラブ、株式会社エヌ・シー・エヌ、YKKAP株式会社が建設した。
エヌ・シー・エヌ社は、鉄骨や鉄筋コンクリート構造に用いるラーメン構造を木造に取り入れ、エコハウスの設計監修者、播繁氏と共同でSE構法を開発。建築材にCLTを活用するなど木造建築の可能性を広げている。
「Fun to Shareハウス」は陽射しや風通しなど自然を活用した耐震性に優れたパッシブハウス。世界トップクラスの断熱性能がある窓で建物の断熱化をはかり、エクステリアにグリーンカーテン、蓄熱・通風効果のあるサンルーム、保水性の高いタイルをあしらった土間を設置した。
第9回ロハスデザイン大賞2014は5月16日(金)から5月18日(日)まで開催。新宿御苑の開園は9時~16時(閉園は16時30分)、入園料200円。

エヌ・シー・エヌのプレスリリース/PRTIMES
http://prtimes.jp/第9回ロハスデザイン大賞2014新宿御苑展
http://www.lohasclub.jp/lda2014/shinjuku/