気候変動への対応と中小企業活性化の両立を目指して
環境省は5月2日、「エコアクション21 CO2削減プログラム」に取り組む事業者約300社の募集を開始した。
平成25年度に10社程度を対象に行った試行結果を基に手引を作成し、今年度は300社程度を対象に実証事業を行うこととなった。
中小企業でもチャレンジできるシステムを設計
「エコアクション21 CO2削減プログラム」は、「エコアクション21」を基礎としたCO2削減に特化した簡素なプログラムで、環境配慮の視点を事業活動に組み込むことでCO2の削減と中小企業の経営力の強化との両立を図ることを目的として策定された。
「エコアクション21」とは、環境省が策定した中小・中堅企業等にも取り組みやすい環境マネジメントシステムで、平成26年3月末現在約8,000社が認証登録している。
同プログラムは「シンプルな5つの段階を経ることで、中小事業者にも環境経営に無理なく着手」できるよう設計されているという。
ノウハウの少ない中小事業者も継続的に取り組めるよう、適切なCO2排出量等の計測・算定支援と省エネルギーの取り組み支援を行う専門家を事業所へ直接派遣し、無料でコンサルティングを行う。
また、同プログラムを通じて「環境経営に取り組む中小事業者の裾野が広がるとともに、エコアクション21認証取得も容易に」なるとしている。
全国で説明会開催
金沢(5月12日)を皮切りに、東京(5月13日)、福岡(5月14日)、大阪(5月15日)、名古屋(5月16日)、仙台(5月20日)と全国6箇所で説明会を開催する。
参加事業者の規模、業種、業態等は不問で、説明会には専用WEBサイトから応募できる。
環境省 報道発表資料
https://www.env.go.jp/press/press.php?serial=18111説明会申込み専用フォーム
https://www.p-unique.co.jp/ecoaction21/