プラスチックカップリサイクルの活動
帝人株式会社と阪神電気鉄道株式会社は、阪神甲子園球場エコスポンサー契約を締結した。
(画像はプレスリリースより)
帝人と阪神甲子園球場は、ゴミの削減と資源の再利用を目的にした「阪神甲子園球場プラスチックカップリサイクル」を2012年から展開。これは生ビールの販売で使用されるポリエステル製のプラスチックカップを回収し、ポリエステル繊維として再生する取り組み。
リサイクルした繊維でオリジナルワッペンなどのキャンペーングッズを製作して、環境に配慮したグッズとして好評だ。ちなみに2013年度の年間回収量は約7トンだった。
今回のエコスポンサー契約で、帝人は「阪神甲子園球場プラスチックカップリサイクル」を推進するとともに、阪神甲子園球場の「環境に配慮した球場」に向けた取り組みを応援していく。
阪神甲子園球場の環境に配慮した取り組み
太陽光パネルリニューアル工事で内野スタンド全体を覆う銀傘の上に約1600枚の太陽光パネルを設置。発電電力量は年間193,000kWhでこれは阪神甲子園球場の1年間のナイトゲームに使われる照明の電力量に相当。
削減されるCO2排出量は年間150トン、約40万平方メートル(阪神甲子園球場約12個分)の森林が1年間に吸収するCO2量と同程度という。
蔦(ツタ)による壁面緑化球場の誕生以来、外周に植え付けられた名物の蔦はリニューアル工事で伐採されたが、生育した種子が苗木となり改めて植樹されている。壁面緑化はヒートアイランド現象の緩和や空調効率の改善に貢献。
雨水・井戸水利用リニューアル工事前から井戸水をグラウンドへの散水、トイレの洗浄水に利用してきた。工事後に架け替えた銀傘の面積が1.4倍となり、ここに降った雨水を地下タンクに貯水して同様に利用している。
帝人株式会社 プレスリリース
http://www.teijin.co.jp/news/2014/jbd140519_59.html