地球環境問題を事業と両立する
ダイキン工業株式会社は創業90周年記念の社会貢献事業に、国際NGO「コンサベーション・インターナショナル」、公益財団法人知床財団と連携して「“空気をはぐくむ森”プロジェクト」を開始する。
(画像はプレスリリースより)
同社にとって地球環境問題への貢献は事業と両立させていきたい活動。事業活動ではインバータ技術や新冷媒HFC(R)32冷媒の普及などでCO2排出削減を行い、インドネシア(2008年~)と知床半島(2011年~)で森林の再生保全活動を展開してきた。今回のプロジェクトはその活動をさらに世界へ広げたもの。
森林を持続的に守るには
“空気をはぐくむ森”プロジェクトは、地球の空気をはぐくむ森を守り育て未来につなげるため、危機にさらされている世界有数の自然地、なおかつダイキンの事業と関係性のある7箇所を支援先に選んだ。
支援地域は、ブラジル(アマゾン・アマパ生物多様性コリドー)、リベリア(東ニンバ自然保護区)、 中国(中国南西山岳地帯)、インド(北西ガーツ)、カンボジア(中央カルダモン森林保護区) インドネシア(グヌングデ・パングランゴ国立公園)、日本(知床)。
これら7箇所の森林は約1100万ヘクタール、その消失を食い止め、残された貴重な原生林を守り育てれば、CO2排出削減は700万トン以上。また、森林の持続的保全には森と共生する地元住民の環境知識の向上、生活基盤の確立など統合的支援が不可欠。
プロジェクトでは、植林に加えて、森林破壊による収入源に代わる持続可能な農業支援、現地コミュニティに対する環境教育、違法伐採・密猟の取り締まりを行う。そのための合意形成やトレーニングも実施し、地元主体で森林を守る支援とする。
支援期間は2014年6月から2024年5月までの10年間、支援額は約5億円。
ダイキン工業株式会社プレスリリース
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