バス業界に広がる環境への配慮
東洋ゴム工業株式会社は国内向け大型路線バス専用低燃費タイヤ「NANOENERGY M638(ナノエナジー・エムロクサンハチ)」を開発した。
(画像はプレスリリースより)
バス会社、バス車両メーカーに環境を配慮する意識が広がっている。各バス車両メーカーは燃費基準や排ガス規制に対応した車両、ハイブリッド・EV車両と環境に配慮したエコ型車両を開発。バス会社はそれらの採用を増加して、エコ化に取り組む姿勢をアピールしている。
同社はトラック・バス用カテゴリタイヤでは初となる「NANOENERGY」ブランド商品3サイズを開発し、8月1日に全国一斉に発売する。
NANOENERGY M638
同商品は耐摩耗性能の高さと低燃費性能を両立している。バス会社には車両管理・メンテナンス面でのメリットが高く、交通環境のエコ化にも貢献。商品の特長は―。
1 低燃費性能の向上
材料設計基盤技術の「Nano Balance Technology」」により、トレッドコンパウンド他、燃費に影響する全ての部位に低発熱ゴム配合を採用。転がり抵抗が11%低減した。
2 摩耗ライフ性能の向上
ワイドレッド形状・新配合により耐摩耗性能を維持。トラック・バス用タイヤ基盤技術の「e-balance」により接地形状・接地圧力が最適化、高い耐偏摩耗性能を確保した。摩耗ライフ性能が3%アップ。
3 安全運行性能の向上
タイヤ側面のサイドプロテクターが縁石などによる外傷から守る。リトレッドインジケータとサイドリトレッドマークの設置で更生台として取り外すタイミングの目安を通知。
東洋ゴム工業株式会社プレスリリース
http://www.toyo-rubber.co.jp/