低燃費・低価格は軽自動車に必須
ダイハツ工業株式会社は軽乗用車「ミラ イース」を一部改良して、ガソリン車トップの低燃費の35.2km/Lを実現。7月9日に「ミラ イース G“SA”」を発売した。
(画像はプレスリリースより)
軽自動車に低燃費・低価格は必須と考えるダイハツ。同社の「ミラ イース」は第3のエコカーとして支持が高い。
同社が開発した低燃費技術「e:Sテクノロジー(Energy Saving Technology)」を今回、さらに進化させた。その結果、2WD車全グレードで、HV車を除くガソリンエンジン車トップとなる低燃費を達成。
他に、ブラックシート表皮などで上質で落ち着いた室内空間を演出する「ブラックインテリアパック」をオプションで新設定している。
ミラ イース G“SA”の特長
「e:S テクノロジー」の3大技術は、パワートレーンの進化、車両の進化、エネルギーマネジメントだが、それぞれに改良を加えている。
1 パワートレーンの進化
熱効率を向上させるために、高圧縮比化(11.3を12.2に)、吸気ポート改良で混合気の渦流(タンブル)を強化、高着火スパークプラグの採用で点火初期火炎拡大を図った。
さらに、アトキンソンサイクル化でポンピングロスを低減、デュアルインジェクタの採用で燃料微粒化による燃料安定化を可能にした。
2 車両の進化
リヤタイヤ前に「タイヤディフレクタ」を採用して、走行時の空気抵抗を低減した。
3 エネルギーマネジメント
「エコ発電制御」を見直し改良したことで、減速時の発電量を高め、加速・走行時の発電を抑制した。エンジン負荷が低減し、低燃費化につながっている。
ダイハツ工業株式会社プレスリリース
http://www.daihatsu.co.jp/