FCVの普及拡大へ向けて
愛知県は、トヨタ自動車株式会社の燃料電池自動車(以下「FCV」)の販売開始に伴って、自動車環境対策と産業振興の観点からFCVの普及拡大への取り組みを強化することを決定し、対応を発表した。
究極のエコカー
今回の取り組み内容は主に、「公用車として率先導入」、「自動車税の課税免除」、「本県の既存の補助制度の対象に追加」の3つとなっている。
「公用車として率先導入」では、発売と同時に公用車として率先導入して、環境学習などのイベントに活用される予定だ。
「自動車税の課税免除」では、今年3月末に実行された電気自動車とプラグインハイブリッド自動車に係る自動車税の課税免除期間を3年間延長するという、愛知県独自の取り組みの対象にFCVも加え、新車新規登録を受けた年度の月割分と翌年度からの5年度分の自動車税が全額免除される。
「本県の既存の補助制度の対象に追加」では、FCVが愛知県独自の「低公害車導入促進費補助金」の補助対象に追加され、「低公害車導入促進費補助金」の募集期間は平成26年6月27日(金)から平成27年1月5日(月)までとなっている。
FCVは、走行中にCO2や大気汚染物質を排出しないことに加えて、航続距離も約700kmを確保し「究極のエコカー」と言われており、愛知県ではFCVの購入などにより普及促進を図り、低炭素社会づくりを推進するとした。
愛知県 FCVの販売開始に伴う対応
http://www.pref.aichi.jp/0000074023.html愛知県 低公害車導入促進費補助金
http://www.pref.aichi.jp/0000051821.html