バイオマス発電事業
株式会社エナリスは大分県佐伯市でバイオマス発電事業をはじめとした農山漁村再生可能エネルギープロジェクトを実施する。
(画像はプレスリリースより)
これは「地域の一次産業と再生可能エネルギー事業のバリューチェーン」をコンセプトに、森林未利用材バイオマス発電事業と発電以外の派生事業を森林組合(林業)、漁業、農業従事者と協力して手がけるもの。
森林未利用材を燃料とするバイオマス発電事業は、自ら新電力の買い手となって地元の公共施設などに売電する(地産地消PPS)点に特徴がある。
同社はすでにバイオマス発電所数カ所で地産地消PPSモデルを実現、今回のプロジェクトでも再生可能エネルギーの電源開発と電力マネージメントのノウハウを活用する。
農山漁村再生可能エネルギープロジェクト“佐伯モデル”
このプロジェクトは柱の3事業とそれに派生する事業で成り立つ。3つの事業とは
1 チップ製造事業
佐伯広域森林組合と提携し、同市の関連する企業主体で行う。市内の森林からの間伐材、林地残材などの森林未利用材、製材工場からの製材端材をチップ化して発電用燃料にする。建設廃材は使用しない。
2 バイオマス発電・売電事業
市内に2500kW規模の発電所を設置する。燃料チップで蒸気タービンと発電機を起動、発電した電気で地産地消PPSを行う。学校へも供給、環境教育の一助とする。事業開始は平成28年4月を予定。
3 ウナギ養殖事業
ボイラーで発生する蒸気を冷却しボイラー水として再利用するシステムだが、冷却に用いた水の余熱で発電所近隣の番匠川を加温し、ウナギの養殖事業に有効利用する。
株式会社エナリスのプレスリリース
http://www.eneres.co.jp/pr/20140724.html