画期的な銀行店舗
株式会社竹中工務店は、滋賀銀行栗東支店の建て替えで「CO2排出量実質ゼロ」を実現する店舗を設計した。
(画像はプレスリリースより)
CO2排出量実質ゼロの銀行店舗は同社でも初となる画期的な取り組み。さまざまな省エネ技術の採用により、支店の営業活動で発生する年間CO2排出量(67kg/年・平方メートル) を約1/3削減する。
また、太陽光発電(86kw)を店舗屋上と駐車場屋根に設置して、残り2/3のCO2排出量に相当する分をカバーする見込みだ。
新店舗の省エネルギー技術
営業活動にかかるCO2排出量は、照明電力量・空調換気電力量・屋外照明使用量・コンセント電気使用量・営業車CO2排出量。これらを以下の省エネルギー技術と新規導入の太陽光発電量でまかなう。
1 自然採光と照明エネルギー削減
光ダクトで太陽光をロビーに取り入れる自然採光。加えて、屋内外全てにLED照明、ロビーに調光、営業室に調光とタスクアンビエント照明を使用。
2 自然換気と空調エネルギー削減
琵琶湖からの卓越風を屋内に取り入れる自然換気。さらに、建物周辺の日除け庇、遮熱断熱機能のガラスで熱負担を減らし、CO2センサー付全熱交換器で室内外の空気を熱交換。
3 太陽光発電と電気自動車
電気自動車に置き換えた営業車輌を太陽光発電(店舗屋上・駐車場屋根)で充電する。
4 省エネ運用管理
省エネをBEMS(Building Energy Management System)でエネルギー管理し、店舗内ATMは省エネ型を設置する。
新店舗は地上2階建ての鉄骨造、敷地面積は1,901.28平方メートル。9月に着工し来年3月竣工。グランドオープンは6月に予定。
株式会社竹中工務店プレスリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2014/07/03/index.html