空冷式屋外サイネージ
大日本印刷株式会社(DNP)は、屋外に設置できる低価格のデジタルサイネージ(電子看板)「空冷式屋外サイネージ」を発売した。
(画像はプレスリリースより)
歩行者を店舗に誘導する来店促進策に、店先などの屋外で大型のデジタルサイネージを設置する方法がある。ネックは、直射日光や外気でデジタルサイネージの内部が高温になるため、冷却装置(クーラー)を使用する必要があること。高価格になってしまうのだ。
今回、DNPはデジタルサイネージに空冷式の放熱装置を組み込んで、本体価格とメンテナンス費用を大幅に削減できる装置を開発した。空冷式は空気の熱交換を利用するもので、放熱装置に複数の小型ファンを採用している。
メンテナンスも容易に
屋外デジタルサイネージを直射日光で設置する場合、機器保証を行わないのが通常だ。一方、空冷式の筺体内部は空気の流れを最適化した設計で、実用に耐える放熱性能を実現。機器保証を可能にした。
小型ファンは交換しやすくメンテナンス上の利便性が高い。また、直射日光があたっても視認しやすいように、高輝度ディスプレーと反射防止ガラスを用いている。
大きさは縦型32インチ(高さ1700ミリ、幅600ミリ、奥行き600ミリ)。動画、静止画ともに対応し、USBメモリでコンテンツを更新できる。防水性能があり、使用温度は-5度から40度まで。メディアプレーヤー、簡易スピーカー、吸気・排熱ファン、キャスター、漏電ブレーカー、防水ケーブルを装備。
価格は1台で72万円(税抜)、30台導入する場合は1台につき65万円。住宅展示場、飲食店、流通小売店を中心に2014年度は200台、2015年度には1000台の販売を目指している。
大日本印刷株式会社プレスリリース
http://www.dnp.co.jp/news/10101510_2482.html