弁当容器リサイクルを地域で推進
三菱地所株式会社(以下、三菱地所)は、不動産デベロッパーが主導する「丸の内エコ弁プロジェクト」の運用を2016年5月30日から本格的に開始すると発表した。
これは、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)でリサイクル容器を使用した弁当を販売して回収・リサイクルを実施するというもの。デベロッパーが複数の飲食店舗と連携し、弁当容器のリサイクル活動を地域一体となって推進する、日本初の取り組みとなる。
環境負荷を軽減するスキーム
丸の内エリアでは23万人が就業し、年間約260万個の弁当を消費する。同プロジェクトのスキームは以下のとおり。
店舗はP&P リ・リパック容器を購入し、これを使用した弁当を販売する。弁当購入者は食後に、弁当容器の表面に貼られたフィルムをはがしてフタと共に廃棄し、容器を各ビルに設置した回収ボックスに返却する。回収された容器は溶解処理で再原料化後に再び容器に製造される。
環境負荷軽減効果として、容器1つ当たり約120gのCO2が削減される、廃棄物がフィルムとフタに限定されるためゴミが約60%削減される、リサイクルに際し容器を洗う必要がないため水の節約と水質汚染が軽減される、再生原料の使用で資源が節約される、などが期待される。
プロジェクトは同エリアの12棟27店舗で運用していくが、今後、三菱地所は参加店舗や回収場所を拡大していく方針である。
(画像はプレスリリースより)
三菱地所株式会社 ニュースリリース
http://www.mec.co.jp/