秋田県の公募に応じて
株式会社ウェンティ・ジャパン(以下、ウェンティ・ジャパン)、三菱商事株式会社(以下、三菱商事)の子会社の三菱商事パワー株式会社(以下、三菱商事パワー)、株式会社シーテック(以下、シーテック)の3社は、2016年5月20日、風力発電事業を共同で実施する「秋田潟上ウインドファーム合同会社」を設立したと発表した。
これは秋田県が公募した県有保安林での風力発電事業に応じたもので、秋田県潟上市と秋田市に国内最大級の規模となる3MW級風車22基を設置する。
起工は9月から、2019年前半に東北電力株式会社への売電を開始する予定で、想定発電量の約142,000MWhは一般家庭の約4万世帯分の電力に相当する。
豊富な風資源を活用
日本海側地域は全国でも風資源に恵まれており、特に秋田県の沿岸部は有数の風況を誇る。ウェンティ・ジャパンは同県内で運転中の風力発電事業2件に関与しており、他にも6カ所で風力発電施設36基を開発している。
三菱商事は建設中を含めると持ち分容量約7.3万に及ぶメガソーラーの事業を運営している。今後は、クリーンエネルギーとして風力発電、地熱発電、バイオマス発電などの開発に積極的に取り組む。
中部電力グループのシーテックは電力流通設備の建設・保守業務の技術を蓄積し、太陽光・風力・水力発電など再生可能エネルギー事業でも実績をもつ。今回の事業では持ち分容量15万キロワットの開発・運営を行う。
この風力発電事業の総事業費は200億円超を見込み、3社の出資比率は、ウェンティ・ジャパン51.0%、三菱商事パワー43.9%、シーテック5.1%となる。
(画像はプレスリリースより)
株式会社ウェンティ・ジャパン、三菱商事株式会社、株式会社シーテック プレスリリース
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