高い発電性能を評価
ソーラーフロンティア株式会社(以下、ソーラーフロンティア)は、ミラノ近郊にオープンしたショッピングセンター「Il Centro」の屋根にCIS薄膜太陽電池を設置したと、2016年9月8日に発表した。
「Il Centro」は10万平方メートル以上の敷地を有し、約200店舗が並ぶ、イタリア最大のショッピングセンターである。フィレンツェを拠点とする販売代理店P.M. Service社がソーラーフロンティア製のソーラーパネルを供給し、ING社が施工を行った。
ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池は、その発電性能と品質がシリコン系と比べて優位であると評価され、出力170Wpのソーラーパネル8,295枚、合計1.4MWが屋根上に採用された。
ソーラーフロンティアとは5年来の関わりがあるP.M. Service社でも、「優れた温度特性による安定した発電力」を採用理由に挙げている。
欧州のモデルケースに
この太陽光発電設備が発電した電力をショッピングセンターの照明と空調設備に用い、余剰分を売電することで、同施設で1日に消費する膨大な電力消費量の約50%が賄われる見込みである。
ソーラーフロンティア・ヨーロッパによると、ミラノ周辺地域の年間日射量は1平方メートルあたり約1,400キロワット時に及び、太陽光発電所の活用に適した環境といえる。
削減されるCO2排出量は年間800トン以上、電気料金の負担低減も可能となる、今回のプロジェクトは欧州での先端的なモデルケースとなるという。
(画像はプレスリリースより)
ソーラーフロンティア株式会社 ニュースリリース
http://www.solar-frontier.com/