再生可能エネルギー分野に拡大
横河ソリューションサービス株式会社は、木質バイオマス発電所に同社の設備保全管理システム「eServ(イーサーブ)」が採用されたことを、2016年9月5日に発表した。
「eServ」はクラウド型の設備保全管理システムで、工場の生産設備、ユーテリティ設備における保全業務の包括的な管理を行う。設備保全全般の情報の分析や、トラブルを防ぐ保全計画の策定、予防保全に必要な設備台帳や保全計画・履歴、故障履歴の管理、予備品の在庫管理などの機能を備えている。
同システムは、主に石油・化学、鉄鋼などの分野で約50社、90を超えるサイトに活用されているが、近年、再生可能エネルギー分野での採用事例も増え、バイオマス発電の他、風力発電、太陽光発電などで使われている。これらの設備は建設後、十数年を経たものが多く、安全で安定した稼働への貢献が評価されている。
木質バイオマス発電所向けに
今回、「eServ(イーサーブ)」によるクラウドサービスを開始したのは、株式会社エフバイオス(以下、エフバイオス)が大分県豊後大野市で運営管理する木質バイオマス発電所。
エフバイオスは、これまでに、福島県白河市の大信発電所、大分県日田市の日田発電所において「eServ」を運用しており、バイオマス発電所の保全活動に有効なサービスであることを確認してきた。このたびの採用で、稼働しているエフバイオスの全木質バイオマス発電所で同サービスの提供を受けることになった。
横河ソリューションサービス株式会社 プレスリリース
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