進まない小型家電リサイクル
ヤマトホームコンビニエンス株式会社(以下、YHC)は、スズトクホールディングス株式会社、大栄環境株式会社と連携し、YHCのサービス利用時に廃棄物を回収する「クロネコ小型家電リサイクルサービス」を2016年10月3日(月)から開始した。
廃棄物の適正な処理や資源の有効利用を確保するため、小型家電リサイクル法が2013年に施行されたが、回収量は見込みほど増えていない。同法が認知されていないことや対象商品の廃棄方法が知られていないことがその理由として挙げられ、消費者が利用しやすい新システムの構築が求められている。
今回、YHCは同社のサービスである、家族引越・快適生活サポートサービス・らくらく家財宅急便eコマース・トータルサポートサービスを提供する際に、小型家電リサイクル法の対象となる全家電製品を同時に回収できるサービスを開発した。
YHCサービス提供時に回収
「クロネコ小型家電リサイクルサービス」は訪問した利用者宅で小型家電製品を収集後、最寄りの拠点に運搬し、集約拠点で商品の確認と資源化施設への引き渡しを行う。資源化はスズトクホールディングス株式会社と大栄環境株式会社が担当する。
対象商品は家電4品目(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)を除く電気・電池で動く電子電気器具の28カテゴリ、96品目。回収時、運賃とリサイクル料が請求され、商品に専用シールが貼付される。サービス提供エリアは限定的だが、順次拡大する。
YHCのサービス利用時に回収できる他、商品設置場所から箱詰め・運び出しをするため、利用者に簡便な点をメリットとする。法人の利用者には企業の社会的責任への取り組みを顧客にアピールする機会となる。
ヤマトホームコンビニエンス株式会社 ニュースリリース
http://www.yamato-hd.co.jp/news/h28/h28_69_01news.html