都市ごみの処分が深刻化
JFEエンジニアリング株式会社は、イラン国テヘラン市における廃棄物発電プラントの導入を検討するため、現状調査分析を行うことを2016年9月20日に発表した。
これは、「イラン国テヘラン市における廃棄物焼却発電施設の導入」に関する「我が国企業の技術を活用したインフラ案件発掘・市場性調査」について、同社が独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)から受託したもので、同国における日本企業初の取り組みである。
テヘラン市では経済発展に伴う都市ごみの処分が重要課題となっている。同市で発生する都市ごみは1日に8,000トン以上を超え、今後も増加が見込まれる。現在、ごみは最終処分場に直接埋め立てられているが、その処分場がひっ迫すると同時に、環境汚染も深刻さを増している。
現地関係者の協力で調査を実施
同市は都市ごみに加えて、医療系廃棄物の適正処理も必要としている。また、電力不足の問題も抱えていることから、同社は廃棄物発電プラントの導入を検討する。
同市に最適な廃棄物発電の処理プロセスを選定するため、廃棄物発電プラントに実績をもつバウムガルテ・ボイラ・システムズ社と協業し、調査分析を実施する。
今後、同社は、廃棄物発電の他、水処理などの都市インフラ整備においてテヘラン市に寄与する考えである。
(画像はプレスリリースより)
JFEエンジニアリング株式会社 ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/