集光性に課題
IDEC株式会社は、半導体レーザ光源の高効率スポット照明をパナソニック株式会社オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社(以下、AIS社)と共同開発したことを2016年10月26日に発表した。
工場や倉庫などの大空間で用いられる照明は空間全体の省エネを図るため、必要な箇所のみをスポット照明で高照度化する方法が一般的である。その用途に主に使用されているのがメタルハライドランプ。一方、LEDを用いたスポット照明も登場してきたが、集光性が課題となっていた。
高効率のレーザ照明を実現
今回、同社とAIS社は互いの技術を結集し、高出力半導体レーザ、高変換効率蛍光体、高集光効率反射鏡を発光部に組み合わせることで、半導体レーザ光源の高効率スポット照明を開発した。
この照明は、従来の白色LEDを用いたスポット照明と比較すると30%の省エネを実現したもので、今後、工場照明や倉庫照明に向けたスポット照明として実用化を進める。
開発の一部には、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の助成事業「戦略的省エネルギー技術革新プログラム/高効率スポット照明用レーザ光源の開発」で得られた結果が含まれている。開発内容については「NEDO省エネルギー技術フォーラム2016」の展示とセミナーで公開する。
(画像はプレスリリースより)
IDEC株式会社 ニュースリリース
http://jp.idec.com/