M字型アレイ工法
株式会社NTTファシリティーズは、「FソーラーパッケージMタイプ」を導入した「F長柄太陽光発電所」の建設を千葉県長柄町にて2016年10月27日、開始した。
同社が開発した「FソーラーパッケージMタイプ」は、太陽電池アレイをM字型に配置する工法(M字型アレイ工法)を採用したシステム。
この工法は、従来南北方向に傾斜させて配置していた太陽電池パネルを東西方向に配置するというもので、隣接パネルの影を避けた離隔を不要となるため、敷地面積あたりの太陽電池パネル容量のアップを図れる。
敷地面積の発電量を向上
同システムは発電電力を方位毎に最適に制御できるシステム構成となっているため、敷地面積あたりの年間発電量を10~30%増加することができる。
さらに、太陽電池パネル、専用架台、パワーコンディショナ(PCS)などがパッケージになっており、各ユニットを組み合わせることで設計や調達を大幅に簡略化できる。
同社は「FソーラーパッケージMタイプ」の導入後、メガワット規模での施工性・保守性や発電量に対する反射光の増加効果などを検証する。その結果に即して、構築・運用技術に改良を加えると同時に、実績データに基づいて発電量シミュレーションを高機能、高信頼化することを計画している。
今後、限られた面積でも一定の発電量を確保できる商品として、他の発電事業者に「FソーラーパッケージMタイプ」の導入を提案し、自然エネルギーの普及や低炭素社会の実現に寄与する考えである。
(画像はプレスリリースより)
株式会社NTTファシリティーズ ニュースリリース
http://www.ntt-f.co.jp/news/2016/161027.html