2016年11月1日公表
外務省は、経済産業省、環境省、農林水産省と連携して、2016年5月26日、27日に開催された「G7伊勢志摩サミット」に伴う温室効果ガスのカーボン・オフセットを実施し、2016年11月1日にカーボン・オフセット報告書を公表した。
26,050トンをオフセット
「G7伊勢志摩サミット」では、首脳などが会場まで移動の際に排出されたものから、宿泊、会場運営などに伴って排出されたものまで含めた温室効果ガスについて、国内の法人および自治体系111者から提供されたクレジットおよび、政府保有のクレジットを使用してオフセットを行った。
温室効果ガス排出量の算定結果としては、「G7代表団、アウトリーチ参加国・機関代表団」約2,300人が22,118トン、「プレス関係者」約5,900人が3,810トン、「支援業者」約10,700人は122トン、合計26,050トンが「G7伊勢志摩サミット」の開催に伴って排出されたとのことだ。
クレジットの無効化・償却の内容としては、カーボン・オフセット協力者により提供されたクレジット13,130トンに加えて、政府保有のクレジット12,920トンを使用して、サミット開催により排出された26,050トン全量のオフセットを実施した。
外務省では、今回の取り組みも一つの事例としながら、国内のカーボン・オフセットの拡大に向けた取り組みを進めていくとしている。
G7伊勢志摩サミットのカーボン・オフセット報告書の公表
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page24_000818.html