二輪車市場のシェアリング
本田技研工業株式会社(Honda)は、東南アジアでの二輪車シェアリング領域における協業の検討の開始を目的に、シンガポールのGrab Inc.(以下、グラブ社)と覚書を締結したことを2016年12月13日に発表した。
Hondaは東南アジアで拡大する二輪車市場の持続的な成長を目指し、それぞれの国がもつニーズに合わせて環境・安全性能に優れた二輪車を提供すると同時に、環境問題や安全運転普及活動などに積極的に取り組んでいる。
近年、東南アジアの二輪車市場にも世界的に広がるモノの共同利用活動、「シェアリングエコノミー」の影響が見られ、所有から共同利用へと使用形態が多様化する兆しがある。
新しい移動サービスを目指して
Hondaは、シェアリング領域での新しい移動サービスの実現に向けて、四輪車や二輪車のモビリティシェアリング事業を手がけるグラブ社と共に、自社の二輪車ラインアップや販売網・サービスなどのリソースを活用して、東南アジアで試験的な取り組みを行う。
今後、グラブ社との協業において、Hondaは、都市部の渋滞緩和に独自のテレマティクス技術などを活用する、環境性能の高い二輪車の導入によりCO2排出量を低減する、などの活動を進めていく。
(画像はHondaのホームページより)
本田技研工業株式会社 ニュースリリース
http://www.honda.co.jp/news/2016/c161212.html