CEATEC JAPAN 実施協議会は6日、「CEATEC AWARD 2011」を発表、「豊かで夢のある生活・社会部門」「安心・安全ネットワーク部門」「省エネ・創エネ・蓄エネ部門」などの各グランプリを決定した。
「省エネ・創エネ・蓄エネ部門」では、グランプリに「室内発電向け色素増感光電変換デバイス」のローム(株)が、また準グランプリには「DCモーター用Cup Disk+エンコーダ」のコーデンシ(株)が選ばれ、それぞれ受賞した。
同グランプリは、CEATEC JAPANに出展される数多くの製品・サービスの中から優れた展示・発表に対し、審査委員会や取材メディアの選考により受賞対象を決定する注目アワードで、受賞企業には世界的なアピールメリットが提供されるとともに、日本の経済活性化に寄与・貢献するものとなっている。
グランプリとなったローム社の製品は、室内での使用に特化した色素増感光電変換デバイス(DSC)で、室内光下でも効率良く発電するよう設計されている。業界トップクラスの発電量を達成し、少しの光でも発電できるという発想・着眼点がユニークと評されたもので、携帯端末、掛け時計、電卓、センサネットワーク用の電源など多様な用途が考えられるという。
準グランプリのコーデンシ社製品は、高性能、小型、低価格で、かつ省スペースなエンコーダで、ステッピングモーターに比べて省エネルギーが可能なDCモーターへの置き換えに役立つ部品として注目される。省エネ効果を含め、技術的に優れるだけでなく今後の用途の広がりも予想できるとの評価だ。
発表記事
http://www.ceatec.com/2011/ja/news/infolist_detail.html?info_no=00036ローム(株)
http://www.rohm.co.jp/exhibition/tf2010/pm.htmlコーデンシ(株)
http://www.kodenshi.co.jp/