全国各地に広がる節電運動、九州電力の冬季目標は
東北大震災による福島原子力発電所の稼働停止以後、東京電力だけにとどまらず、各地の原子力発電所が再稼働できず、この夏は全国的に節電の日々であった。九州電力でも6基の原発が12月中頃には停止する。そんな中、5%の節電数値目標を掲げた九州電力、この目標を達成するため「節電モード」に入ってる九州電力エリアだ。
大分県では具体的にはどんな節電の取り組みがされているのか
大分のデパートは節電で室内温度が下がるのを想定して、ビジネスマンにはウォームビズ用として、ニットベストや、機能性肌着などを並べた。10月の売れ行きが前年度比2倍以上と好調なので、年末には家庭でのエコグッズの企画も展開予定だと言うことだ。
また、節電の影響は恒例のイルミネーションにも変化を与えている。ホテルなどではLEDの導入で消費電力を10分の1ほどに抑えたり、すでにLEDを導入済みのところも、点灯時間を短縮したりして対応している。この夏は照明などで、前年度比14・7%の節電を達成したが、冬季の照明での節電は日照時間の関係で難しいと言うことだ。
節電による市民の生活への影響は?
節電が県民や市民に与える影響として、病院や交通などへの影響が心配されているが、「支障のない範囲」でと言うことなので、命にかかわるようなところでは電力を削らないと言うことだ。
九州電力の節電要請期間は12月1日~来年3月30日の平日(12月29日~1月4日を除く)。12月19日~来年2月3日の要請期間は、午前8時~午後9時にかけ5%以上が節電目標。
大分合同新聞
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_132046043509.html