シアトルから航空業界に新たな一歩
11月10日の午後、シアトル国際空港から初のバイオ燃料を積んだ飛行機が2機飛び立った。この2機はアラスカ航空と姉妹航空のホライゾン航空で、ワシントンDCとオレゴン州のポートランドへ向かった。アラスカ航空では今後数週間に、20%バイオ燃料をブレンドした75機のフライトが予定されている。
調理に使った廃油がバイオ燃料に
このバイオ燃料は調理に使用した油で作られ、ルイジアナ州にあるDynamic Fuels(ダイナミック燃料会社)で生産されている。しかし現時点でのバイオ燃料は、通常の燃料コストの6倍で、コストパフォーマンスに改善が見込まれる。
アラスカ航空は今はコストが問題ではないとコメントし、2015年までにバイオ燃料のシェアを広げ、CO2排出削減を目指している。
CO2排出削減を掲げて航空業界が始動
2010年にアラスカ航空はボーイング社とノースウエスト地域のシアトル、ポートランド、スポケーン各国際空港と約40の関連企業でSAFN(Sustainable Aviation Fuels Northwest)を創設した。
これはノースウエスト地域の航空業界において、安全で維持可能かつ経済的効果のあるバイオ燃料を発展させることを目的としている。
アラスカ航空
http://www.alaskaair.com/newsroom/ SAFN(Sustainable Aviation Fuels Northwest)
http://www.safnw.com/