スポットキュアシリーズ最新機種
11月21日の発表によると、ウシオ電機株式会社は従来からの課題であった熱問題を、LEDを本体に内蔵することで解決した製品を開発した。製品名はファイバー光源式LED スポットUV照射装置「スポットキュア SPL-2」販売開始は12月から。「」の最新機種となる。また2011年12月7日(水)~9日(金)までの間幕張メッセで開催されるSemicon Japan 2011で、実機が展示される。
LED内蔵により、熱問題を解決
今までのLEDタイプのスポットUV照射装置は、照射先端部分にLEDが組み込まれていたため、LEDからの発熱による以下の課題があった。
【従来機種における、照射先端部分の発熱による課題】
1.LEDの短寿命化
2.照度減衰(約15%ダウン)による歩留まり低下
3.放熱治具の設置によるライン構築の制約
最新機種のファイバー光源式LED スポットUV照射装置「スポットキュア SPL-2」は、LEDを本体へ内蔵して光を効率よくファイバーに取り込む独自の方法で、放熱治具などを一切用いずに、熱を起因とするこれらの課題を解決した。以下はその特徴。
【「スポットキュア SPL-2」の特長】
1.LEDの2倍の長寿命化
2.照度減衰率の改善(約15%→3%)による歩留まり向上
3.柔軟かつコンパクトなライン構築が可能
またウシオはランプタイプのスポットUV照射装置「SP-500W」をラインアップ(スポットUV照射装置とは、UV(紫外線)照射によって硬化する樹脂(接着剤)の特性を利用して電子部品や光学部品を瞬時に高精度で接着、固定する装置)している。
ウシオ電機株式会社
http://www.ushio.co.jp/jp/index.html