「いい風呂の日」で調査。入浴スタイルに変化は?
住宅設備機器・建材総合メーカーの(株)LIXILは、11月26日の「いい風呂の日」を機に「日本人の入浴に関する調査2011」を行った結果を発表した。
調査は3年前から毎年行っているもので、今年は大震災後の8月にインターネットにて、全国の20~59歳の既婚者1,648人から回答を得たもの。
この結果、震災から5ヵ月経たにもかかわらず、入浴の頻度・時間・方法などの“入浴スタイル”は、2008年から大きな変化はなく、日本人にとって風呂はなくてはならない生活の一部であることが窺えるという。
入浴の目的では、「体を清潔にする」「疲れを癒す」「体を温める・冷え防止」の順で多く、特に「体を温める・冷え防止」が2008年に比べ17ポイントも増加し、風呂の温浴効果に期待する人が増えているのが特徴的という。
震災や原発事故から節水・節電意識に変化が
しかし、4割の人が震災以降は風呂に入る時に「水や電気・ガスの使用量を気にするようになった」「浴室や洗面所の電気をこまめに消すようになった」とし、3割が「シャワーや水を流しっぱなしにしなくなった」と答えるなど、節水・節電意識の変化は震災や原発事故による影響が大きいとしている。
一方、全体の4割が震災以降「家族を大切に思うようになった」「夫/妻を大切に思うようになった」と回答し、子どもを風呂に入れるパパの増加も含め「家族の絆」についての思いが強くなっているとみている。
このほか、「災害や非常時に備え」「入浴時に地震が起きると怖いから」、といった理由から「湯船に湯(水)をためておくようになった」人が1割強となるなど、非常時への対応もみられたという。
ニュースリリース
http://www.lixil.co.jp/newsrelease/2011/138.htm(株)LIXIL
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