消費電力の多い冷蔵庫に求められるもの
12月8日発表によると、東芝ホームアプライアンスは、「VEGETA(ベジータ)」シリーズの新製品として野菜室を真ん中に配置した、幅60センチのスリムタイプのGR-E43G(片開き5ドア、427L)、GR-E43F(両開き6ドア、426L)の2機種を2012年1月上旬から順次発売する。
エアコンに次いで家庭内で消費電力が多い冷蔵庫への省エネ・節電ニーズの高まりと、内食化傾向の食生活により、日持ちしにくい野菜類への鮮度保持のニーズも高まっている。
名前もかわいい、「ピコイオンうるおい野菜室」
スリムタイプのうえ、「ピコイオンうるおい野菜室」は、冷蔵(冷蔵室・野菜室)と冷凍(冷凍室・製氷室)の2つの温度帯をそれぞれ専用の冷却器で最適に冷却する「i-ツイン冷却」により、内部の湿度を約95%に保つ。
さらに、脱臭、エチレンガスの分解、栄養素アップなどの効果が確認されている「ピコイオン」で野菜の鮮度を守る。「ピコイオン」を発生させるユニットは、水を給水する手間のいらない自動給水方式。
お客様のニーズにこたえて商品化
猛暑とエコポイントの影響で好調だった2010年度上期に比べ、2011年上期の冷凍冷蔵庫市場は、震災以降の節電ニーズの高まりなどにより、2%増の251万台となりました。ここ数年の451L以上の大容量機種の伸長傾向は顕著だが、冷蔵庫全体の構成比では401~450Lクラスが依然最大の割合を占めている。
こうしたニーズにこたえて、独自の冷却技術を元に「省エネ」「節電」「野菜の鮮度保持」といった冷蔵庫に求められる性能向上を目指した冷凍冷蔵庫を、市場で最大を占める容量クラスにおいて商品化する。
東芝ホームアプライアンス
http://www.toshiba.co.jp/tha/about/press/111208.htm