中国における電気自動車の本格的普及に向けた基盤に
12月8日、日産自動車株式会社の中国における合弁会社である東風汽車有限公司(本社:湖北省武漢市、総裁:中村公泰)は、広州市人民政府に対し、15台の100%電気自動車「日産リーフ」を納車した。今後は、東風日産を窓口として、中国市場における本格的な電気自動車普及に向けて、広州市政府とさまざまな共同作業を進めていく計画です。この贈呈は広州市花都区を中心に展開されるパイロットプログラムをサポートする事業の一環である。
広州市政府への贈呈
東風汽車有限の乗用車事業部である東風日産乗用車公司に近接する花都新体育館にて、贈呈セレモニーが行われました。これは、2009年11月22日に広州市政府、日産自動車、東風汽車有限の3者により締結されたゼロ・エミッションモビリティの推進に向けたパートナーシップ契約に基づくものである。
東風日産の松元史明総経理は、セレモニーで、
「本日、広州市政府に対し、15台の『日産リーフ』を納車できたことを大変嬉しく思います。私たちは、これから広州市政府の皆さまと共同で実施するパイロットプログラムを通じて、中国における省エネルギー・環境保護の取り組みに積極的に貢献していきたいと考えています。」
と述べた。
低炭素化社会の早期実現を目指す
「日産リーフ」の納車にあわせ、日産自動車から2基の急速充電器が進呈されました。すでに広州市政府により、15基の普通充電器が市街地を中心に設置されているので「日産リーフ」は、パイロットプログラムを通じて、これらの充電設備を利用しながらさまざまな走行実験に供される予定だ。
11月17日に発表した武漢市でのパイロットプログラム開始とあわせ、今回の広州市におけるパイロットプログラムの進展は、中国における電気自動車の本格的普及に向けた基盤づくりのための大きなステップになるものと期待される。
日産自動車
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2011/_STORY/111208-01-j.html