自転車に続いて電気自動車もサービス開始
5日、フランスの首都、パリで電気自動車の公共レンタカーサービス、オートリブ(Autolib)が開始した。パリ市が車の排出ガスによる大気汚染対策として4年前に開始した公共レンタル自転車サービス、ヴェリブ(Velib)の好評を受け、そのサービスの車バージョンの運営に乗り出したのだ。
5日のサービス開始時点でパリ市は250台の電気自動車、その名もブルーカー(Bluecar)と250のオートリブ専用レンタルステーションを用意。2012年6月までに1740台のブルーカーと1100のオートリブステーションをパリ市内に整備する予定だ。
利用するにあたり、運転免許証もしくは国際免許証とパスポートなどの身分証明書、そしてクレジットカードを準備し、オートリブステーションで登録を行う。オートリブステーションはセルフ式なので24時間年中無休で利用できる。借りた自動車は別の専用駐車場に返却も可能である。
料金は24時間有効券が10ユーロ(約1,000円)、7日間有効券が15ユーロ(約1,500円)、プレミアム券(1年間有効)が144ユーロ(約15,000円)。使用料が30分あたり7ユーロ(約700円)から、分単位23セント(約23円)、プレミアム券の場合は30分5ユーロ(約500円)から、分単位17セント(約17円)となっている。
電気自動車、ブルーカーは4人乗りでカーラジオとカーナビを装備し、最高250キロメートル、約4時間走行が可能。電気自動車ということもあり、低騒音でガソリンのにおいもしないという。
編集部 殿塚
パリ市役所
Autolib'オートリブ公式サイト