第2弾は冷気を閉じ込める施策、合計4割の電力減に
日本IBMは28日、日本生命の大阪府内のデータセンターにて空調消費電力を約2割削減し、第1弾と合わせ約4割の削減を達成したと発表した。
前回(2009年10月~2010年1月)は、空気の流れの効率化により空調消費電力を年間で約172万kWh(約24%)削減したのに対し、今回は冷気を閉じ込める施策により、データセンターの更なるエネルギー効率化を実現したもの。
具体的には、IBMの気流制御ソリューションの活用で、冷気(サーバーの吸気用)と暖気(サーバーからの排気)の分離を実現、かつラック内のIT機器間の隙間をパネルでふさぐなどの各種施策を適用したことで空調機の運転効率を大幅に向上させ、データセンター全体としての高い費用対効果を実現している。
こうした施策により今回は、データセンターの空調消費電力を従来比で約20%削減したもので、これは年間約130万kWhの空調電力削減となり、年間約404トンのCO2排出量削減に相当するものとなる。
発表記事
http://www-06.ibm.com/jp/press/2011/12/2801.html日本生命保険相互会社
http://www.nissay.co.jp/日本IBM(株)
http://www.ibm.com/jp/