ノースダコタ大学が研究成果を発表
アメリカのノースダコタ大学のリサーチセンターでは、コーヒーを製品化する過程で出る廃物から、再生エネルギーの可能性を発表した。
このプロジェクトに協力しているのは、Kカップで有名なキューリグやスターバックスなどにコーヒーを提供している、
グリーンマウンテン・コーヒー・ロースター社(Green Mountain Coffee Roasters,Inc.)とバイオエネルギーを扱うウィントライスト社(Wynntryst,LLC)。同大学のリサーチセンターは、この2社と共同でガス化したシステムを開発した。
コーヒーから合成ガスに転換
コーヒーメーカーの工場から出る廃物には、コーヒーの残りかすだけでなく、プラスチック容器類、紙、布なども含まれる。リサーチセンターではこれらの廃物を混ぜて、最新のガス化装置を用い、合成ガスに転換させた。
この合成ガスは燃料電池やバイオ燃料、化学製品などに利用でき、今後リサーチセンターではパイロットテストを行い、この再生エネルギーの可能性をさらに追求していく。
これまでにもリサーチセンターでは森林廃棄物や線路の枕木、バイオマス(動植物の廃棄物)などからもガス化システムを開発している。
ノースダコタ大学リサーチセンター
http://www.undeerc.org/Default.aspx