地域間連系線を活用し、6社間で電力を送・受電
中部電力株式会社、北陸電力株式会社、関西電力株式会社、中国電力株式会社、四国電力株式会社、九州電力株式会社の6社は2011年12月22日、相互協力による地域間連系線を活用した風力発電の導入拡大を図ることに合意したと発表した。
風力発電は風況により出力が大きく変動するため、状況によっては電力系統に影響を及ぼす恐れがある。このため、調整力に余裕がなくなる会社から、地域間連系線を通じて電力を送電することで調整力を確保することが基本的な枠組みとなる。
調整力を確保することで風力発電の導入拡大を図る
今後は、北陸電力および四国電力から、系統容量の比較的大きな中部電力および関西電力に電力を送電。中西日本における風力発電の導入拡大について具体化の検討を行っていく。
これにより、北陸電力エリアおよび四国電力エリアの風力発電導入量倍増、それぞれ20万kW程度の拡大を目指す。
中部電力|中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて - プレスリリース(2011年)
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3174328_6926.html