6件のモデル事業
この事業創設の契機の一つは、東日本大震災。昨年8月に募集し、30件の応募のなかから第1弾として6件のモデル事業が選定された。
募集時の呼びかけの内容は、川崎市には高度なものづくり技術や環境関連技術を持つ多数の企業があるので、特に、震災後の電力不足から、省・創エネの取り組みが進むなか、市内全域において環境技術を広く情報発信するというもの。
省・創エネに効果があり、一般の方々にもわかりやすい“環境関連技術の見える化”をテーマとしたアイデアを『かわさき環境ショーウィンドウ』として、事業者などから募集します」というものであった。
いよいよ見える化
6件のうちモデルの事業第1弾は、投光機メーカーのライトボーイが、同モデル事業に提案した「省エネ『LEDバルーン投光機』によるつり下げ照明装置」だ。この装置は少ない消費電力で効率の良い明るさを提供する。
災害時には、専用機器との組み合わせで緊急照明としても使用することができ、モデル事業第1弾の一つに選ばれた。展示先は川崎市産業振興会館(幸区)で、2月上旬を予定している。
ほかには
▽高津区役所(いろんな場所で「創る・蓄える・使う」エネルギー=近藤工芸)▽市立夢見ケ崎動物公園(風力・太陽光による自然エネルギー発電と、人力発電による安全・安心の備え=太陽電音、専修大学綿貫研究室、伊藤工業)▽川崎地下街アゼリア(電力半分大作戦=デイフィールド、アイゼット、フリーステージ)▽ラ チッタデッラ(太陽光発電システム導入による新エネルギーへの啓発=チッタエンタテイメント、イスズ、エリーパワー)。
が公開予定。
川崎市
http://www.city.kawasaki.jp/