東芝、米国でのスマートホーム事業に今年から参入。スマートメータと連携

東芝は10日、米国にてスマートメータと連携してスマートホーム事業に参入、家庭向けの最適なエネルギーマネジメントを行うスマートホーム関連製品・サービスを2012年末より投入すると発表した。

米国では、電力供給安定化のため、スマートメータの普及とデマンドレスポンスなどの需要家側の最適な電力管理技術が求められており、2015年までに全米9,600万世帯のうち半分の世帯でスマートメータが導入され、うちスマートホーム関連製品の導入家庭は500万世帯になると見込まれている。


このため、スマートメータと連携して電力の供給状況および家庭内電気機器の使用状況等の情報を取得し、電力消費の見える化や効率的なエネルギー利用のアドバイス等を提供するホームゲートウェイの「ライフデザインボックス」および「HEMSクラウドサービス」を、同社グループ会社のランディス・ギア（L＋G）社と連携し電力会社の顧客向けに販売するもの。

電力使用ピーク時に自動的に機器を制御してピークシフト、ピークカットなどを行い、電力会社が目指す地域電力安定供給と家庭内の快適性維持と節電を両立させることが可能で、さらに新エネルギー機器導入による家庭内エネルギーマネジメント、セキュリティ、ヘルスケア、ホームオートメーション機能も取り込んだ統合型スマートホームソリューションのサービス実現を図っていく。

同社は、米スマートメータ市場でトップシェアのL＋G社との連携により、2015年度までに全米100万世帯へのスマートホーム製品の導入を目指すとし、同事業の北米での年度売上高として1,400億円を計画している。



発表記事
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_01/pr_j1001.htm

(株)東芝
http://www.toshiba.co.jp/index_j3.htm