119番で駆け付けたが
2月7日、「JX日鉱日石エネルギー、水島製油所」の海底トンネルの掘削現場で、トンネル崩落と思われる事故が発生した。
当時作業をしていた6人の作業員のうち、5人が行方不明。1人が自力で脱出したが、現在行方不明者を捜索中。事故直後から現場の水中の視界は0という事で難航している。
(JX日鉱日石エネルギーTOP)
水島製油所はJX日鉱日石エネルギーの西日本の拠点。各種燃料油などの石油製品や石油化学製品を生産している。また、構内の合弁会社で、製油所で生産された重油をもとに石油コークスを生産している。
再発防止のため、検証を
2011年7月18日の火災事故に関して水島製油所は事故原因、および再発防止策として報道関係者に以下のように発表している。
(1)事故原因
加熱炉から蒸留塔への移送配管のドレンノズルが腐食により破断・脱落し、当該部から漏洩した重油が自然発火し火災に至った。
(2)再発防止策
ア.事故後の調査・検証の結果に基づき、検査方法を見直すとともに、検査頻度を上げて監視を強化する。
イ.上記再発防止策を社内規程類に反映するとともに、その徹底を図る。
(2011年8月16日プレスリリース/水島製油所 第3減圧蒸留装置の火災原因等について、より)
今回の工事は「シールド工法」で行われていたとテレビで報道されている。
地下鉄、上下水道などで、最も安全な技術であるはずである。前回の火災事故が腐食をみのがしていた事が原因とすれば、一事が万事で、事前調査などに何か調査不足があったのかと思われても仕方がない。まずは捜索、そのあと検証が待たれる。
JX日鉱日石エネルギー
http://www.noe.jx-group.co.jp/company/about/gaiyou/jigyousho/mizushima/oshirase/20110816.htmlMSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120207/dst12020722110021-n1.htm